臨月でも逆子が治った初産婦さん
妊娠31週を境に逆子の矯正率は下がる
逆子は、自然に頭位になることもあります。
とは言っても、自分の子の逆子が治る保証はどこにもありません。
逆子の鍼灸治療を始める妊娠週数と矯正率の報告によると、
妊娠31週を境に、逆子の矯正率は下がる傾向にあります。
もちろん、33週でも、35週でも治る方はいます。
しかし、早いほうがいい!!
31週に逆子が判明 周囲から鍼灸治療を勧められたけれど決心がつかず…
その妊婦さんが、来院されたのは、妊娠34週6日でした。
初めは、お友達が当院で逆子が治ったので行ってみたら、と紹介されたそうです。
その時点で、31週だったそうです。
しかし、高速道路を使って車で1時間かかるし…と、その時には当院まで来る気にならなかったそうです。
保健センターの助産師さんにも、逆子は鍼灸治療がいいよと勧められたそうです。
そして妊娠34週で、病院でも助産師さんに、お腹も柔らかいし鍼灸を試してみては、と勧められて来る気になったとか。
34週6日から逆子治療がスタート
お腹は固くはないけれど、まわりそうもない!
しかし、初診は34週6日。
ほぼ35週、しかも初めての出産。
31週で来てくれていれば…
といろんなことが頭の中で駆け巡りました。
初診時は、確かにお腹は固くはないけれど、まわりそうもありません。
通常、逆子の治療は週2回通院していただき、自宅でご自分でお灸もしていただきます。
が!!運が悪く、治療の間隔が1週間空いてしまいます。
2診目以降は、週2回の頻度で通院して頂きました。
鍼灸治療中に、赤ちゃんが自分からスーッと動いてくれた!
4診目は、36週6日でした。
今までの診察時よりはお腹が柔らかくなっていました。
お腹を見せてもらっている時に、赤ちゃんを触るのですが、赤ちゃんが自分からスーッと、動いてくれました。
時々、逆子の鍼灸治療の前にお腹を触りながら赤ちゃんを触っていると、自分から回ってくれる子がいます。
3日後の妊婦健診で、エコーでの胎位の確認ができるとのこと。
お腹の上の方で蹴られるようになっていましたし、頭も恥骨の上で確認できるので大丈夫だと思うのです。
このまま頭位で、経膣分娩できますように・・・。
臨月に逆子が治り、病院でも驚きの声
先日の当院での治療の際は、エコーがないので、触診と聴診、蹴る位置などから逆子が治ったと判断しました。
その後、妊婦健診が5月30日(金)でした。
治っていなければ、6月1日(土)に治療の予定でしたので、妊婦さんに検診結果のご報告をお願いしていました。
当日は、電話に出れない状況にあったのでショートメールでご報告を頂きました。
やはり 治っていました。
健診の日は37週37週2日でした。
病院では、初産でこの週数で治ったことを驚いていたとも、ご報告に添えられていました。
ともかく、治ってよかったです。
これで帝王切開しなくてよいですしね。
多くの人が、逆子が治って、帝王切開を回避でき、自然分娩で自分らしく新しい命に出会えることを願います。